脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の対処法として
ワセリンを塗るというものがありますが、
ワセリンは脂漏性皮膚炎に効果があるのでしょうか?
これは意外に知らない人が多いようですが、
ワセリンは肌に刺激も与えなければ特に効果も与えません。
つまりあまり影響を与えない物質と考えてください。
肌を保護する役割はできますが、
ワセリンを塗ることで肌そのものが潤う訳ではありません
よって、ワセリンを塗ることにより
脂漏性皮膚炎を治す効果は期待できません。
化粧品を塗るよりは効果あり?
ワセリンは肌に刺激を与えないという意味では
化粧品よりは効果があるかもしれません。
実際には効果というのは正確ではなく、
化粧品による刺激で悪化するよりはマシといった程度です。
例えば、脂漏性皮膚炎により皮剥けや粉吹き、肌がガサガサしていたり、
そういった症状はワセリンにより一時的にカバーできます。
化粧品と違い肌に悪影響はないので、化粧品(保湿クリームや乳液など)を
使うよりはワセリンを使ったほうが良いのは間違いないと思います。
ただし、脂漏性皮膚炎の症状には影響がなくても、
ワセリンはかなりベタベタするので塗り過ぎると毛穴に詰まったりして
毛穴の黒ずみが目立つようになってしまうこともあります。
私もそうだったので、ワセリンを使う場合はごく少量にするといいと思います。
無添加化粧水なら外出時でも使える
もう一つワセリンのデメリットなのですが、
塗ると顔がテカテカになってしまい外出向けではありません。
脂漏性皮膚炎の症状の範囲が狭ければワセリンを少し塗る程度なら
あまり目立たないかもしれませんが、範囲が広いと塗ったことがかえって目立ち、
外出するのが気が引けてしまうと思います。
そういう場合は無添加化粧水がおすすめです。
アトピー、敏感肌でも使えるオージュンヌという化粧水があります。
ワセリンよりも値段はかなりしますが、その分広範囲にも使いやすく、
使ってもベタベタ、テカテカしないので外出時でも使いやすいです。
あくまでも、治療効果を期待して使うのではなく、
外出時の皮むけや粉吹きなどの症状のカバーの為に使うだけです。
ワセリンと同じように肌に刺激を与えずに使えるということです。
外出時だけに使うようにすれば3ヵ月以上持ちます。
治療効果は期待できないので外出時以外はつける必要はありません。
さらに脂漏性皮膚炎が治れば使う必要もなくなるはずです。
脂漏性皮膚炎の症状が酷くて外出するのが気が引ける、
と言う場合はオージュンヌを使ってみてください。
脂漏性皮膚炎を治すにはあくまで化粧品を使うのはおすすめしません。
一時的なカバーの為ということを念を押しておきます。
化粧品による脂漏性皮膚炎への効果についてと、
脂漏性皮膚炎を根本的に治す方法はこちらで詳しく書いています。
脂漏性皮膚炎を完治させたい方は一度読んでみてください。